【認知症】福間直樹のマイホーム相談『認知症が売買の障害になったが、最終的に売買できた事例』|おうち情報館代表ブログ | 弘前・青森の不動産のことならおうち情報館
福間直樹のマイホーム相談『認知症が売買の障害になったが、最終的に売買できた事例』
あるお医者様の奥様から、ご自宅の売却の相談を受けました。
聞けば、その住宅は病院に勤務していたご主人様が、10年前に住宅ローンで購入したものでした。
聞けば、その住宅は病院に勤務していたご主人様が、10年前に住宅ローンで購入したものでした。
奥様からは、その後、医者であるご主人様が病気を煩い、住宅ローンの団信(※団信とは、団体信用生命保険のこと。死亡や重度障害で住宅ローンの残債が消える)により、残債が消えていました。
ところが、医者としての収入が入ってこないため、奥様はパートに行きながら、ギリギリの生活をやりくりしていました。
自宅の売却の相談があったため、すぐに販売に取り掛かり、3ヶ月程度で客づけができたのですが、その後、売買を実行しようとした際に問題が起こりました。
奥様からは、ご主人は病気ではあるが、普通に意思疎通ができる状態であると聞いていました。
そこで、売買の登記を行う司法書士を病院に行かせたところ、その司法書士は、認知症だと判断しました。
ご依頼先ご家族の今後を考えると、売買を諦めきれない私たちは、他の認知症に詳しい別の司法書士を探し、再度、病院で立ち会いを行わせました。
その後、病院からの診断書もあり、何とか売買に漕ぎ着けました。
不動産売買にはいろんな諸問題が発生しますが、諦めなければ道はあるものです。
参考にしていただけると幸いです