【不動産売却】相続人がバラバラの県に住んでいるときの売却の進め方|おうち情報館代表ブログ | 弘前・青森の不動産のことならおうち情報館
「兄は東京」「妹は大阪」「自分は青森」
──こんな状況は珍しくありません。
むしろ当社(おうち情報館)に来る相談の“半分以上”が、このパターンです。
そして、多くのご家族がこう言います。
「遠方に住んでいて、どう進めればいいか全然分からない…」
安心してください。
相続人が全国に散らばっているケースほど、プロの段取りでスピーディに売れます。
今日のブログでは、実務経験から分かった
「最もスムーズで、家族の負担が最小になる進め方」をまとめます。
┃①まず最初にやること:代表者を1人決める

相続人全員が毎回話し合いに参加すると、連絡が止まり、決まることが決まりません。
そこで最初の第一歩は “窓口になる人を1人決めること”。
・グループLINEは作らない(揉めやすい)
・全員に一斉送信すると返信が遅れる
・情報が整理されず話が進まない
▶ 代表者1名 ↔ 当社(おうち情報館) の2者でやり取りする方が、圧倒的にスムーズでトラブルがありません。
┃②必要な書類は郵送でOK。相続人は来店不要。

「遠方だからお店に行けない」
──これが一番の心配ポイント。
でもご安心を。
相続発生後の不動産売却は、相続人全員が来店しなくても手続き可能です。
・遺産分割協議書
・印鑑証明書
・住民票
・委任状(必要に応じて)
これらはすべて郵送で対応できます。
当社から丁寧にサポートしますので、「これだけ返送すれば大丈夫」という状態に整理してお渡しします。
┃③遠方相続こそ“売却が決まりやすい”理由

実は、相続した実家が空家になったままの方々は…
・固定資産税が毎年かかる
・雪対策・草刈りができない
・ポストが溢れて近所から苦情が来る
・ゴミの不法投棄リスク
・火災・倒壊の心配
これらのストレスが限界に来ています。
そのため、遠方相続のご家族ほど、
売る決断が早く、話がまとまりやすいというのが実務上の特徴です。
┃④相続人が多いときは「オンライン相談」で一発解決

当社では、Zoom・LINE通話・電話会議などを使い、
全国の相続人を“同時につなぐミーティング”もよく行います。
・事前に議題をまとめる
・必要書類を共有
・相続税の注意点も話す
・売却の流れを分かりやすく説明
・方向性をその場で決める
対面で集まらなくても、
1時間のオンラインで家族会議が完結することが多いです。
┃⑤相続人の意見が割れている場合の進め方

よくあるのは、
・「早く売りたい」
・「今は売りたくない」
・「値段をもっと上げたい」
・「固定資産税は払いたくない」
という意見のズレ。
この場合は、第三者である当社が“判断基準”を提示する方法が最も早いです。
例:
・いくらで売れる可能性が高いか
・どのくらいの期間で売れるか
・売らない場合に毎年かかる維持費
・固定資産税・管理コスト
・空家のリスク
・相続登記の期限と罰則(2024年4月施行)
数字と事実に基づいて整理することで、家族の意見がスッとまとまります。
┃⑥売却までの“現場の実務フロー”
ここが最も知りたい部分だと思います。
当社の実務では、こう進めると早いです。
1)相続人の窓口を1人決定
家族の意思統一が加速。
2)相続関係・名義状況を確認
戸籍・登記事項を整理し、必要な手続きを洗い出す。
3)相続人全員に売却方針を共有
代表者を通し、わかりやすい資料で説明。
4)必要書類を郵送で回収
遠方でも対応可能。
5)物件調査・査定・売出価格の決定
家族が見なくても進められる。
6)販売スタート
空家なら鍵をお預かりして内見対応。
7)買主決定→相続人全員の署名押印(郵送)
全員が来店不要。
8)決済・引渡し
銀行に1人だけ来店すればOK(委任状により対応可)。
遠方相続は、「家族が来なくても進む」仕組みを知っている会社に相談するのが成功のポイントです。
┃まとめ:遠方相続ほど“プロに任せた方が早く売れる”
相続人がバラバラに住んでいるからこそ、家族だけで進めようとすると、必ず止まります。
だからこそ、“代表者1名方式”と“郵送・オンライン対応”が絶対に有利。
当社がこれまで対応したケースでは、
遠方相続でも平均2〜3ヶ月で売却が成立しています。






