【不動産売却】家族の意見が割れて売却が進まないとき、どうすれば前に進むのか?|おうち情報館代表ブログ | 弘前・青森の不動産のことならおうち情報館
それが──「家族の意見が割れて、話がまったく進まない」 という問題。
不動産売却のご相談で最も多い悩みのひとつです。
•「兄は早く売りたい」
•「妹は思い出があるから売りたくない」
•「遠方に住む弟は維持費を払いたくない」
•「だれが代表で進めるのか決まらない」
家族の気持ちが違うのは当然です。
しかし、この状態を放置すると“売れない家”になっていくのが現実です。
今日は、青森・弘前で数百件以上の相続不動産を担当した実務経験から、
「家族の意見が割れたとき、最もスムーズに売却を進める方法」 をまとめました。
┃1.意見が割れる本当の原因は“情報格差”

家族の誰かが反対する背景には、実は「気持ち」ではなく “情報不足” があることが9割です。
例えば──
• 「思い出があるから売りたくない」
→ 老朽化・維持費・空家リスクを知らない
• 「もっと高く売れるはず」
→ 相場や需要を知らない
• 「売却は急がなくていい」
→ 相続登記の義務化や税負担を把握していない
つまり、反対意見は“情報を揃えると自然に解消する” ことが多いのです。
┃2.最初にやるべきは「代表者を1人決めること」

家族全員でLINEグループを作ると、むしろ話がまとまりません。
• メッセージが流れる
• 意見が拡散する
• 沈黙が続く
• 感情的になりやすい
そこで、有効なのが “代表者1名方式”。
代表者 ↔ おうち情報館
この2者で整理するだけで、決定スピードが何倍にも上がります。
┃3.家族会議は「オンライン」が最強

現代の売却は、家族が全国に散らばっていても問題ありません。
Zoom/LINE通話/電話会議
これらを使うことで、1時間で家族会議が完了するケースがほとんどです。
その場で
• 相続関係の整理
• 売却の方向性の確認
• 金額イメージの共有
• 書類手続きの流れ説明
まで一気に決まります。
┃4.感情がぶつかりそうなときは「数字」で整理する

家族の意見を揃えるうえで一番効果があるのが、数字で未来を見せること。
例えば──
• 固定資産税(年間)
• 草刈り・雪下ろしの管理費
• 空家リスク(倒壊・火災・不法投棄)
• 今後10年の負担総額
• 価格が下がる可能性
• 解体費(年々上昇)
• 相続人が増えるリスク
• 相続登記義務(期限と罰則)
数字を出すと、「売った方が合理的だね」という結論にまとまるご家族がとても多いです。
┃5.登記名義と実態が違うケースは“整理が必須”

• 名義が亡くなった親のまま
• 数十年放置
• 認知症で同意が取れない
• 兄弟で共有名義
• 実際の負担者が別人
こうなると、同意形成が難しくなります。
しかし、正しい手順で整理すれば、売れない家はほとんどありません。
┃6.売却に向けた“最短ルート”
家族の意見が割れているときに、おうち情報館が実際に行う進め方は以下の通りです。
1.代表者1名を決定
2.現状の関係性・名義・相続人を整理
3.オンラインで家族会議を実施(必要なら複数回)
4.数字で未来の負担を共有
5.売り方の選択(買取 / 仲介)を提示
6.書類はすべて郵送で回収
7.売却手続きへ移行
家族の意見が割れているときに、おうち情報館が実際に行う進め方は以下の通りです。
┃7.まとめ:家族の意見が割れるのは普通。
でも、プロが整理すると必ず前に進む。
家族の意見が揃わないのは、「気持ち」ではなく “情報が揃っていないだけ” のことが多い。 だからこそ
• 代表者を決める
• オンラインで共通認識をつくる
• 数字で未来を示す
• 名義の整理を専門家と進める
これだけで、これまで一歩も動かなかった案件が“急加速”します。
┃相続で意見が割れて進まない方へ
• 誰に相談すればいいか分からない
• 家族にどう切り出すか悩む
• 名義が複雑すぎて整理できない
• 遠方だから動けない
• 相続人同士で連絡が取れない
こうしたケースこそ、おうち情報館が得意とする分野です。
「どうしたらいい?」の段階から相談できます。
遠方でもオンラインで即対応しますので、お気軽にご連絡ください。
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