【仲介|弘前市】問題が山積みの物件の売買が完了しました/越境/接道なし/再建築不可|不動産売却実績㊷|おうち情報館 査定おうち情報館売却実績ページです。 | 弘前・青森の不動産のことならおうち情報館
■お客様の背景
年代:90代半ばお住まい:青森県
ご相談の地域:青森県弘前市
物件概要:古家がある130坪の再建築不可の土地
ご売却の理由:施設入居されて、今までの住まいを売却することになる
■ご相談内容
私は、青森県居住支援協議会の空き家相談員をしていることもあり、そちらからの相談を受け対応いたしました。
所有者はご高齢ということもあり、代理人からの相談を受けました。
施設へ入居中とのことで、今までのお住まいの売却を進めることになりました。
■物件の状態
建物は古くて再利用は厳しい状態でした。
建物内の荷物も処分が必要。土地は、隣家に大幅に越境している状況。
接道の道路間に第三者の土地があり、接道が取れておらず建築許可取れない状況。
更に道路との間に水路があり、そこを埋め立てて許可を受けずに使用していました。
土地の地目は、田(農地)のままで宅地への地目変更がされていませんでした。
販売するためには、山積みの問題解決が必要な状況でした。
■対応内容
土地の購入者を確保したうえで、すべての問題の解消に向けて手続きを進めて行きました。
①解体費用の弘前市の補助金を得るために「空き家バンク」への登録、そして解体。
②土地の地目を農地から宅地への地目変更。
③隣地へ越境している土地の整理のために、土地の分筆と隣家との話合いによる承諾・贈与による問題解消。
④道路との間にある第三者の土地については、当事者との話合いで接道部分の面積に関する持分の売却交渉による承諾と契約を交わす。
⑤もう一つの接道問題の水路の無断利用に関する問題解消のための法定外公共物占有許可の申請書作成し申請許可を頂く。
⑥法定外公共物占有許可を頂き、水路の工事を完了する。
⑦最終的に売買するために、施設に入居中の売主様の意思確認の為に司法書士と同行して面談をする。
■結果
山積みの問題をすべて解消して、売却を完了させることができました。
■担当者からのコメント
通常であれば、問題が山積み状態では、建築許可もでずに売却が不可能と思われる物件でした。
しかし、問題のすべてを解消すれば普通の土地としての売却が可能となる物件でしたので、取り組ませていただきました。
今までになく、達成感の大きい案件でした。
担当者:営業担当【不動産課】古川